京都から、紙、骨、扇面加工、折り、付け、全て伝統工芸の技術で仕上げたハンドメイドで送る扇子。

印刷では出すことが困難な扇子本来の質感を意識して作っています。

源氏物語絵巻、平家納経などをモチーフに京に都があった時代の雅な雰囲気が時を漂流し現代へ。作り手が扇子文化として後世まで伝えていきたい伝統を形にしたデザインです。

細かめの金銀で作った丸い砂子をオーブに見立て野毛と小石を散らすことで漂う魂魄をイメージ。

時を漂い、流れることを日本の伝統の芸事でよくつかわれる魂や霊に対する信仰から着想を得た図案となっています。

香り、締めた時のフォルム、顔料と散らした箔が織りなす上品さは贈る相手への敬意にも映るのではないでしょうか。

箱から出してすぐ使えるよう扇子入れもお付けしています。

今年の母の日は末広がりの縁起物、扇子を送り育てていただいた相手の繁栄を願ってみてはどうでしょうか。