京扇子 燻 #3 pattern無地 短地 布ケースセット 7寸5分
JPY19,800(USD125.50)
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【焼箔そのものの表情を届ける】
銀から生まれた色合いと、落ち着いた光。
「燻」は、銀箔を硫化させることで生まれる「焼箔」の表情を生かした京扇子のシリーズです。
銀には、硫黄分と反応して色を変える性質があります。黒へと変わっていくその過程には、緑や赤を帯びた複雑な色合いも現れます。
燻に用いるのは、弱い硫化作用によって、ゆっくりと色を引き出した焼箔です。塗料で色を加えるのではなく、銀という素材そのものの変化から生まれる色や質感を、扇面の意匠として取り入れています。
【変化の中に、美しさを見出す】
銀は、硫黄分と反応することで、さまざまな色合いを見せる素材です。「燻」は、その変化しやすい性質を生かし、生まれた色や質感を扇面の表情にしています。
日本では、咲きそろう花だけでなく、散りゆく桜や、秋に色づく木々にも心を寄せてきました。移ろう姿の中に、その時ならではの美しさを感じ取る。燻も、そうしたまなざしに通じるものと考えています。
銀の変化から生まれた色を、日々手にする扇子へ。素材の表情を楽しみながら、その背景にある美意識にも触れていただければと思います。
【京扇子としてのものづくり】
箔押しには、膠を用いる伝統技法を受け継いでいます。
箔を押した紙に折り目をつけ、扇子へと仕立てていく。その後の工程にも適した方法であり、この押し方が、強く照り返すような艶を抑えた、落ち着いた光の仕上がりにもつながっています。
扇面の加工から、折り、仕立てへ。それぞれを専門とする職人の仕事を重ね、一本の京扇子が完成します。
受け継がれた素材と技法を、現代の日常で手にするものへ。涼をとる道具として使いながら、その表情にも親しんでいただけるよう仕立てています。
【色の表情|#3】
銀が黒へと変わる途中に現れる、中間の色合いを生かした焼箔を用いています。
弱い硫化作用によってゆっくりと引き出された色には、単色では言い表しにくい複雑さがあります。その一枚ごとの違いも、焼箔ならではの魅力です。
銀という一つの素材から生まれた色彩を、扇面の表情としてお楽しみいただけます。
【意匠と仕立て|無地・短地】
箔を規則正しく並べて押す「無地押し」を施しています。
一枚ごとの色合いや微妙な質感の違いを生かし、焼箔そのものが扇面の表情となるように仕立てました。
「短地」は、扇面の紙の部分を浅くし、竹の扇骨を広く見せる形です。
扇面に広がる焼箔と、放射状に並ぶ竹の線。その取り合わせによって、素材の表情と形の美しさをともに楽しめます。
箔を施した扇面に竹の軽やかな印象が加わる、端正な佇まいの一本です。
【布ケース付き】
持ち運びにお使いいただける布製の扇子ケースを合わせています。
暑い日の外出や、日々の鞄の中に。扇子を暮らしの中で使うためのセットです。
【概要】
扇面 和紙、焼箔、銀箔、両面加工
扇骨 唐木骨
高さ 約22.5cm(7寸5分)×幅 約41.5cm
【素材の表情について】
焼箔には、一枚ごとの色合いや質感の違いがあります。一つひとつ手作業で制作しているため、写真とまったく同じ表情にはなりません。素材と手仕事による違いとしてお楽しみください。
金属箔の性質上、光の当たり方や見る角度によって、色の見え方が異なります。
焼箔は、制作時に硫化によって色を引き出したものを使用しています。銀の性質上、ご使用・保管の環境によっては、さらに色が変わる場合があります。
【長くお使いいただくために】
使わない季節には、扇子を閉じ、付属の輪状の紙「セメ」をかけて箱に保管してください。竹と紙でできた扇子の形を整えて保つために、箱とセメも一緒に残しておくことをおすすめします。
ご不明な点は、ご購入前にお問い合わせください。
