燻 pattern 斑 短地 #3 布ケースセット 7寸5分
¥19,800($125.19)
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時間の変化を、意匠として受け入れる
「燻」は、銀が時間とともに変化していく性質を生かしたシリーズです。
銀は空気中の成分と反応することで硫化し、その過程でさまざまな色を見せながら、次第に黒へと近づいていきます。
「燻」で用いるのは、その硫化の途中に現れる色彩を引き出した「焼箔」です。
変化の過程を見極め、狙った段階で硫化を止めることで、その一瞬に現れる色を箔の表情として留めています。
均一な色を印刷するのではなく、銀という素材そのものが変化することで生まれる色や光の揺らぎを生かし、一枚ずつ箔を押しています。そのため、同じものをつくっても、ひとつひとつにわずかな違いが生まれます。
通常であれば劣化や変色として避けられる現象を、素材が持つ自然な時間の流れとして受け入れ、意匠へと置き換える。
日本では、古くから移ろう季節や朽ちていくもの、不完全なものの中にも美しさを見出してきました。
変化を止めて完成した状態だけを保つのではなく、時間とともに変わっていくことも含めて、ものと付き合う。
「燻」は、そうした時間との関わり方を、銀という素材を通して表現したシリーズです。
そして、箔に留められた時間だけでなく、お使いいただく時間もまた、この扇子の表情をつくっていきます。
【デザイン】
素材の面白さを活かすため扇面には一枚一枚、少しづつ表情の違う箔をランダムに押してレイヤー感を楽しめる斑押しを施しています。
ヨーロッパや中国で発達した絹扇子などでよく使われる竹部分の面積が広く、扇骨の数も多いデザイン。
面積の広い骨部分には彫りなどの装飾を施さない事で扇面や竹の素材感を押し出しています。
日本伝統の和紙と箔を施した扇面加工と仕立て、ヨーロッパや中国で発達したスタイリッシュなデザインは、日本のモノづくりが伝統的に持つディテールや素材感へのこだわりと洗練されたデザインを楽しむ大陸の文化が混ざり合ったハイブリッドな京扇子となっております。
扇骨は黒骨を採用する事で扇面とのコントラストが効きモダンで個性的なアイテムとなっています。
【ディテール】
扇面加工、折、附け、それぞれの工程の専門分野の伝統工芸士が連携して作る上品なハンドメイドの扇子は京扇子ならではの高級感を醸し出します。
京都に昔から伝わる箔押し、金彩加工を施す伝統の技術を活用し、印刷では表現が難しい質感を追求したオリジナルプロダクトとなっています。
【日本における扇子】
日本における扇子は神事や祭事の時に用いられたり、芸や武家、貴族社会の中で礼儀作法に組みこまれ、刀と同じように常に日本人の心として身につけてられて来ました。
また扇子はその形状が末広がりなことから送る相手の今後の繁栄を願うという意味合いを持ち、古くからギフトに使う文化を持った商品となっています。
暑い季節に鞄に忍ばせてあおいで涼をとる機能的な使い方を中心に観賞用としてインテリアに使われる事もある日本で長い歴史を持ち文化やアイデンティティーを内包する代表的な特産品となっております。
【素材】
扇面 和紙、銀箔
扇骨 竹
【サイズ】
高さ 約22.5cm(7寸5分)×幅 約41.5cm
開けた時、仰いだ時に和の香りがフワッと香るようになっています。
一本、一本ハンドメイドなので多少の個体差があります。
また金属箔を使用しているため光の当たり具合などで色味等が違う印象を与えるかもしれません。
ご了承下さい。
ご不明なことがありましたら是非お問い合わせ下さい。
